「ひなた、ちょっといいか」
「どうしたんだい、プロデューサー」
 ひなたの家で夕食後お茶を飲んでいるときに、僕は部屋の隅に置いてあった段ボールを開けて、とある物を取り出した、
「これ、使ってみたいんだけど……」
 そう言って、さらに外箱を開けて、Uの字型のそれをひなたに見せる。
「これはなんだい」
 そう問いかけるひなたに、僕は説明した。
「これね、大人のおもちゃなんだけど、穿いて使うんだ」
「これをかい」
 と、ひなたは興味深げにそれを見た。
「うん。ひなたに穿いて欲しいんだ」
 そう言うと、ひなたは顔を赤らめた。
「え、えっと……。いいけど……」
 と、少し躊躇いがちに言った。
「じゃあ、ひなた、一度パンティを脱いで、これを穿いてみて」
 と言うと、ひなたは素直にパンティを脱ぐと、それを手に取った。
「平べったい部分がクリトリスに当たる位置につけて、棒の部分はお尻のわれめに来るように着ければいいみたいだよ」
 と教えた。
 ひなたは、僕の言ったとおりにそれを着けた。
「ちょうど割れ目の部分に食い込む感じで、違和感があるよぉ」
 と、少し恥ずかしそうにひなたは言った。
「ありがとう。パンティ、穿いていいよ」
 そう言うと、ひなたは恥ずかしそうにしながらも、元のパンティを穿いた。
 ひなたは、パンティの上から指で割れ目があるであろう場所に触れて言った。
「やっぱり、違和感あるねぇ」
 それからしばらく様子をみていたが、特に異常はないようだったので、僕は言った。
「じゃあ、ちょっとお散歩してみない?」
「え? 今からかい?」
 ひなたは少し驚いたような表情を浮かべた。
 時計は21時20分頃を指していた。
 出歩くには少し遅い時間帯だ。だからといって遅すぎる時間でも無い。
「うん、そうだよ」
 そう言うと、ひなたは大人のおもちゃをそのまま穿いて行くことに、どうしようか迷ったようだったけれど、やがて首を縦に振った。
「わかったよぉ。じゃあ、準備するね」
 ひなたはテキパキと、外出の準備を始めた。
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「じゃあ行こうか」
 ひなたの準備が整ったので、僕は靴を履くとそう言った。
 ひなたも靴を履くと、僕たちは外へと出かけたのだった。
 夜道を歩く僕たち二人。
「どこに行こうかねぇ」
「とりあえず、近所の公園でもいこうか」
「うん、わかったよぉ」
僕たちは夜道を歩き、
 僕らは近くの公園までやってきた。
 違和感があるのか、ひなたはときどき顔をしかめている。
 周りに人の気配はない。
 公園の入り口には自動販売機があり、僕たちはそこで立ち止まった。
「ひなたは何飲みたい?」
 自販機のラインナップを見て、ひなたは言った。
「あたしは、麦茶がいいかなぁ」
「わかった、買っとくとから、先にベンチに座ってて」
「たいした時間じゃないし、待ってるよ?」
「ちょっと悩みたいから、ベンチで待っててくれるかな?」
「そう? わかったべさ」
 ひなたは、そう言うと公園内へと歩いて行った。
 そんなひなたを見送り、僕は自販機を眺めてしばらく悩む振りをした。
 ひなたがベンチに到着した頃、僕はポケットの中からリモコンを取り出す。
 ひなたにはきちんと説明していなかったが、ひなたに穿かせたあれはリモコンバイブだ。
 クリトリスから割れ目が当たる部分が震えるようになっているし、強さも3段階くらい調整できる。
 僕はリモコンのボタンを押し、バイブを起動させた。
「ひゃっ!」
 ひなたの驚いた声が小さく僕のところに届いた。
 僕はゆっくりと、財布から小銭を取り出し、無糖のコーヒーとひなたのリクエストがあった麦茶を買った。そして、ベンチに座っているひなたの隣に座った。
 僕はひなたに麦茶を手渡し、ひなたはお礼を言って受け取った。
「ありがとう」
 そうひなたは言ったが、その声は少し上ずっていた。
「どうしたの? ひなた?」
「い、いや、なんでもないべさ」
 ひなたはそう言うとペットボトルを開け、麦茶を一口飲んだ。
「そっか」
 僕はひなたの横顔をじっと見つめる。
 そして、ひなたが麦茶を飲み込むのにあわせるように、僕はリモコンのスイッチを中に切り替えたのだった。
「んん〜」
 ひなたが身体をよじる。
 ひなたの顔の色が赤い、微弱な振動からすこしあからさまな振動に変わり、快感を得ているようだ。
「どうしたの?」
 僕は平静を装って言ったが、声に興奮が入り混じっているのがわかった。
「な、何でもないよぉ……」
 とひなたは弱々しく言うが、その眼は明らかに快感を得ていた。
 僕はまたリモコンを操作した。今度は振動のパターンが変わる。
 それがひなたに伝わった瞬間、ひなたは肩を跳ねさせた。
 今度は、さきほどよりも強く反応している。
 それから少しして、振動が弱まり停止した。
 ひなたはホッと胸をなでおろした。しかし、それは束の間の休息だった。
 時間にして30秒。再びバイブが振動を始める。
 僕が操作したのは30秒ごとにON/OFFされるモードだった。
「あぅ!」
 ひなたが身体をよじる。
 しかし、振動は止まらない。
「どうしたの?」
「な、なんでもな……い」
 そう答えたひなただったが、その頬は明らかに上気していた。
 ひなたは内股を擦りあわせるような仕草を始めた。その仕草がとても艶めかしい。
 30秒後、バイブの振動が止まった。
 ひなたがホッとするのがわかる。
 ひなたは潤んだ目で僕を見つめる。
「ねぇ、プロデューサー?」 
「なんだい? ひなた:」
 僕はそう答えながら、再びリモコンを操作したのだった。
 そしてまた振動パターンが変わる。
 今度、僕が操作したのは小から徐々に強くなっていくモードだった。
「んん〜ん〜」
 ひなたが声にならない悲鳴を上げる。
 大きく身体をよじって快感に堪えるひなた、しかし、そうしている間にもバイブの振動は強くなるので声が漏れてしまう。
 再びひなたが身体をよじる、今度はさっきよりも強く、よりはっきりとわかるようにだ。
 ひなたは声を押し殺そうとしているが、漏れてしまっている。
 僕はひなたの感じている様子を見て、股間を大きくしていた。
「ねえ、ひなた、もしかして、感じてる?」
 と僕は意地悪く言ってみた。
「そ……そんなことないよぉ」
 しかし、そう言うひなたの声には明らかに艶があった。
 ひなたは否定するが顔は真っ赤だ。僕はさらに意地悪を続ける、リモコンを操作して振動を強めたり弱めたり。
 ひなたはそのたびに身体をよじらせる。
 やがて、30秒経ったのでバイブの振動が止まる。
 そして、30秒経ったのでバイブの振動が始まる。
 その繰り返しだ。ひなたの身体は小刻みに震える。
 ひなたは快感に耐えているようだが、時折、身体がビクッとなる時があった。
 そんなひなたがとてもいやらしかったので、僕は何度もリモコンの強弱を入れ替えた。

「もう、だめ……。お願いだから……」
 ついに、何でも無いと言っていたひなたが、切羽詰まった声で僕に懇願した。
「なんでもなくて、感じてもいないんじゃなかったの?」
「それは……」
 ひなたは言葉に詰まる。
 僕は意地悪く言うとスイッチを切った。
「はぁ、はぁ……」
 ひなたは息を整えているようだが、頬の紅潮はそのままだった。
「ちょっと休もうか」
 ひなたはこくんと頷いた。それからしばらくの間、僕らは黙って座っていたが、不意にひなたが口を開いた。
「あの……ね……」
 と言いかけて、途中でやめてしまった。そしてそのあとと恥ずかしそうにこう言ったのだ。
「プロデューサー、したいよぉ……」
 その顔は完全に発情した牝のそれだった。
「今、ここでしてっていうこと?」
 僕は意地悪く言う。
「うん……。ここで、したいのぉ」
 僕はひなたの方を見た。恥ずかしそうにしながらも、下を向いている。それは恥ずかしさゆえか、それとも期待からか。
 ひなたがここまで言うと言うことは、よっぽど切羽詰まっているのだろう。
 本当だったら、僕もここでひなたとしたい。しかし、お互いの立場を考えると、さすがに外はまずいし、ゴムもない。僕はそう判断した。
「僕も、ここでしたいけどね。でも、家までお預け」
「え〜」
 ひなたが抗議の声を上げる。しかし、こればかりは仕方ない。
「家まで我慢して」
「うう〜」
 ひなたが不満げな声を上げているが、あえて無視する。
「だから、お家まで我慢できたら、いっぱいしてあげるからね」
 僕は笑顔でそう言うとひなたの頭を撫でた。ひなたは何も言わずされるがままになっている。どうやら納得してくれたようだ。
 僕はリモコンのスイッチを切ると立ち上がった。ひなたも立ち上がるが、切なそうな表情を浮かべている。
 腕に掴まっていいから。ひなたと腕を組む。
「じゃあ、家まで我慢しながら帰ろうか」
 僕は歩き出した。ひなたが恥ずかしそうにしながらも、くっついてくる。
 僕は再びスイッチをONにした。そしてバイブの振動を弱にして、常に震えるモードに変更した。
 ひなたは歩くたびに、振動があたるのか、身体をよじりながら歩いていた。
 時折立ち止まって呼吸を整え、また歩き出すのを繰り返している。
「んん〜」
 ひなたが小さな声で喘ぐ。それが可愛くて、僕は意地悪く聞いた。
「どうしたの? 何か声が聞こえたけど」
「プロデューサーのいじわる」
「なんのことかな?」
「わかってるくせに、ひどいべさ」
 ひなたは泣きそうな声で言う。そしてしばらくしてこう言った。
 泣き言のような声だ。
「もう、だめ……。我慢できないべさ……」
 ひなたはしゃがみ込んでそう言った。
「我慢できないって、何を?」
 僕はひなたにわかっていながら聞く。
「イっちゃいそう……」
「イきそうなの? ひなたはここでイきたいんだ」
 僕がわざとそう言うと、ぶんぶんと首を振った。
「ここではイきたくないよぉ、イくんなら、あたし、プロデューサーと一緒にイキたい……」
「じゃあ、一緒にここでは無理だから、家まで我慢してね」
「うぅ〜、頑張るべさ」
 ひなたは弱々しい声で言い、僕を支えにしてよろよろと立ち上がる。
 僕とひなたは再び腕を組んで歩き出した。
 腕を組むといっても、快感で崩れ落ちそうなひなたの腕を取り、ひなたを支えている感じだ。知らない人が見たら、調子の悪い人を支えて移動しているように見えるだろう。
 そんな体勢でゆっくりと歩く。
 もちろんその間にも刺激を与え続けている。振動は弱で固定し、30秒ごとにON/OFFされる。
「んん〜」
 吐息が漏れる。弱く続く振動が何度か甘イキしているようで、ひなたは何度か立ち止まっては呼吸を整える。その目は快感の奔流で虚ろになっていた。
 そんな状態のまましばらく歩き続けた。僕たちの家まではもう少しだ。
 さすがにそろそろ限界のようだったので、スイッチを切った。
 ひなたは歩くたびに小さく呻くように喘いでいたが、振動が止まると同時に大きく息を吐いた。
「着いたよ」
 僕はそう言うと鍵を開けて、そのままひなたの家の中へと入る。ひなたがそれに続く。
「プロデューサー、もう、あたし……」
 靴を脱いですぐに、ひなたは僕に抱きついた。
 どうやら本当に我慢できないらしい。
 僕はひなたを抱きしめると、そのまま唇を奪った。ひなたは抵抗することなく受け入れてくれたので、舌を入れて口内を蹂躙する。
 ひなたもそれに応えるように舌を絡めてきた。
 しばらくそうやってお互いを求め合った後、ゆっくりと顔を離す。
 ひなたの顔は完全に発情しきったそれだった。
 僕はひなたのスカートをめくりパンツの中に手を入れる。
 バイブはぐっしょりと濡れていた。そしてパンティが愛液を吸いきれず、太ももまで垂れ落ちていた。
「ひなた、すごく濡れてるね」
 そう言ってひなたの顔をみると、ひなたは目に涙を浮かべていた。
「それは……その……。だって……」
「気持ちよかった?」
「うぅ……。はい……」
 僕はひなたを抱きしめた。そして耳元で囁く。
「じゃあ、最後に楽しんでね」
 そう言って、僕はリモコンを弄り先ほどのように、継続・振動強を選択した。
「ああぁぁっ!!」
 ひなたが大きな声で喘ぐ、その声をもっと引き出すように、ローターは強くひなたをいじめ抜く。
「ああぁっ! はぁっ……ああっ!」
 その振動でひなたは腰砕け、結果的に僕の膨らんだ股間に顔を無意識に押しつける。
 ひなたの声がだんだん大きく、切羽詰まってくる。
「ああぁっ! だめぇ! もう、もうっ!」
 ひなたが絶頂を迎えようとしたその時だった。僕はスイッチを切ったのだ。
「あ……あぁ……。なんでぇ……」
「まだ、だめ」
 上目遣いで僕を見つめるひなたの手を取り、股間のテントを触らせた。
「ひなた、僕も限界だから、ね」
 と僕は言った。ひなたすぐにベルトに手をかけ、ズボンを下ろし、大きくなった男根を取り出した。そして、それをすぐに口に含んだ。
 そして、舌を動かして、刺激を与えてくる。
 ひなたの舌が男根に絡みつき、ぬるりとした感触が伝わってくる。
 そして、そのまま口をすぼめて頭を上下させる。じゅぽ、じゅぽという音が玄関に響く。
 僕は、そんなひなたの痴態を見ながら、股間に与えられる刺激を楽しんでいた。
 ひなたのフェラチオはとても上手く、僕はすぐに限界を迎えそうになった。
 それを察知してか、ひなたが口を離すと僕のモノとひなたの口との間にそこには銀色の橋が架かる。
 ひなたは僕の物を握りゆっくりと上下に動かしながら、上目遣いで僕を見て言う。
「プロデューサー、しよ」
 僕たちは玄関前からベッドの前に移動した。
「ひなた、着けてくれる?」
 ひなたは頷くと、いつものところからコンドームを取り出し、そしてゆっくりとそれを被せていく。
 ひなたは、手慣れた様子でそれを被せ終えると、ひなたは上目遣いに僕を見つめた。
 僕を見つめるその目は期待に輝いていた。
「ひなた。上と下、どっちがいい?」
 と僕は意地悪く聞いた。
 するとひなたは顔を真っ赤にして俯いた。そして蚊の鳴くような声で呟いた。
 僕はひなたの希望通り、ベッドに寝転んだ。
 ひなたは、既にひなたの愛液でぐちょぐちょになったU字型バイブとパンティをベッドの横に脱ぎ捨てていた。
「やっと……」
 ひなたのその声は本当に切望した声で。そして、ひなたがそう言うことで、今までどれだけ焦らされてきたのかが伝わる。
 ひなたは、ゆっくりとスカートをたくし上げて、僕を誘うように秘部を見せつけた。その行動は僕を興奮させた。
 ひなたは僕の物に手を添えながら、ゆっくりと腰を下ろしていく。そして、その秘部にあてがうと、一気に腰を下ろした。
「あっ……ふぁっ……はぁ……」
 奥まで入ると同時にひなたが甘い声をあげる。ひなたの中は熱くて柔らかかった。ひなたの中は僕の物を締め付け、離さないとでもいうように絡みついてくる。
 ひなたの中の感触はとても気持ちよく、すぐにでも果ててしまいそうなほどだった。
 僕のものが完全に収まると、ひなたは僕の肩に両手をのせ、ゆっくりと腰を前後に動かし始める。
 最初は小刻みに、そして段々と激しくなっていく。
 それと同時にひなたが甘い声で啼き、そのたびに膣内がキュッと締まり、僕のモノを刺激する。
ぐちゅ、にちゃという音が部屋中に響き渡る。
 さらにその音がするたびに、ひなたは身体をのけぞらせるようにして反応し、軽くイっているようだった。
 僕は、ひなたの服の中に手を入れて、ブラジャーを外し、乳房を揉んだ 柔らかくて張りのある感触が手に伝わってくる。
 固くなりきった乳首を親指で何度もこすりつけた。
「んん……ああ……。ぷろでゅーさー」
 ひなたの身体が跳ね上がる、すると膣内がキュッと締まり、僕のものを締め付ける。
 そして次の瞬間には弛緩した。僕のものを包み込んでいる部分が強くそれを締め付ける。そしてそれが熱くぬめった液体で満たされていくのを感じた。
 どうやら絶頂に達したようだ。だが、ひなたの動きは止まらなかった、むしろ激しさを増して動き続ける。ひなたはもう何も考えられないようだった。ただひたすら快楽を求めて一心不乱に動き続ける。
 そこにはいつものような穏やかなひなたの表情はなく、快楽を追い求める雌の顔になった一人の女の姿があった。
 僕も限界だった。ひなたの細い腰を掴むと何度も突き上げた。
 ひなたの身体が僕の身体の上で二度三度と宙に舞う。
「ああ……。はげしいぃ……」
 ひなたがそんなことを呟くが、僕はそれを無視してさらに激しく突き上げる。
「あ……あ……。だめ……また……イっちゃう……」
 ひなたは再び絶頂を迎えたようだ。ひなたが身体を大きく弓なりに反らしたかと思うと、次の瞬間には力が抜けたようにぐったりと倒れ込んできた。
 僕はその身体を抱きしめながら、ラストスパートをかけるべく、さらに激しく腰を打ち付けた。パンッ! パァンッ! と肌同士がぶつかり合う音が響く。
「あ……あぁ……。はげし……」
 ひなたはうわごとのようにそうつぶやくが、構わずに腰を振り続ける。
 パンッ! パァンッ!と激しい肉を打つ音が響く。
 それと同時に結合部からはグチョ、ヌチュといった卑猥な音が聞こえてくる。
 その音に合わせてひなたの身体が大きく跳ねる。
「あぁ……だめぇ……またぁ……」
 ひなたが身体を震わせる。膣内が痙攣し、僕のモノを強く締め上げる。
 今度は僕も限界を迎えていた。僕はひなたの子宮口に亀頭を押し当て、そこで果てた。
 そして、どぴゅっ! びゅく、びゅくっ! 熱いものがひなたの最奥で放たれる。
 その衝撃でひなたは再び身体を震わせ、また絶頂を迎えていた。僕のものを包み込むひなたの膣内は精液を絞り出すように蠢き、きつく僕のものを刺激する。
 そして、全て出し切ったあとも、しばらくそのままの状態で抱き合っていた。
 先に回復したひなたが身体を起こすと、自分の秘部から僕のものを引き抜いた。
 その刺激で僕は思わず声を上げてしまう。
 ひなたはそんな僕の反応を見て、少し微笑んだ。
 コンドームにはたっぷりと精液が溜まっていた。ひなたはそれを外して口をしばり、ティッシュにくるんで捨てた。
「プロデューサー、あたしまだ収まらないんだわ。ベットに寝転んでくれるかい?」
 ひなたの指示でとベッドに寝転ぶと、ひなたはすこし恥ずかしそうにしながら、スカートをめくり上げた。
 そして、ゆっくりと僕の顔に腰を下ろしていく。
「プロデューサー。舐めて」
僕の視界はスカートで塞がれ、もわりとした牝の臭いとひなたの白濁した愛液の残るひなたの恥部が目の前に迫る。
 僕はひなたの指示通り、その割れ目に舌を入れた。
 ぺろりと表面を一舐めすると、甘いようなしょっぱいような味がして、舌触りはとてもなめらかで柔らかかった。
 僕はその割れ目に沿ってゆっくりと舌を上下させる。
 舌先に感じるコリッとした部分を見つけ、そこに重点的に刺激を与えていく。
 ひなたはその度に身体をビクビクと震わせていた。そして、僕のものを再び固くしていた。
 しばらくそうしているとひなたは僕のものに手を伸ばしてきた。そして優しく握り上下に動かす。
 その刺激に僕は思わず腰を引いてしまった。ひなたはそんな僕の反応を見て、裏筋の敏感な部分を集中的に責め始めた。
 僕は負けじと、割れ目を中心に舌を動かし続ける。
 ジュルジュルと音をたててひなたの愛液を吸い込む、
中は暖かくてぬるぬるしていた。その中を舐めまわすように、丁寧に舐め上げる。
「あ……あぁ……」
 ひなたの身体が震える、僕の頭を太ももで挟み込むが気にせずに続ける。すると、ひなたの秘部から勢いよく水っぽい液身体が飛び散り、僕の顔にかかった。
 潮吹きしたのだ。僕はさらに激しく舌を使い始めた。
 ひなたの牝を強く感じる濃い匂いが鼻腔をくすぐる、僕は舌先で優しく何度もクリトリスを刺激した。するとビクンとひなたが痙攣する。
 ひなたの秘部は溢れ出る愛液と潮、そして僕の唾液でグチャグチャになっている。
 ひなたは快感に悶える様子がスカートで見えず、声と動きでしかわからないのが、また興奮を呼ぶ。
「ひなた、気持ちいいかい?」
「プロデューサー、そこでしゃべっちゃダメだよ。息が当たって……それ、らめぇ」
 ひなたが艶めかしい声で言うのが嗜虐心をそそる。
 僕はますます舌の動きを激しくした。すると、ひなたが身体を大きく仰け反らせた。そして全身をがくがくと震わせる。スカートの中でひなたの匂いが一層強くなるのがわかった。
 しかし、それでは終わらない。イってるひなたを無視して、何度もイカせるように刺激する。
 その度にひなたは身体をビクつかせ、舌を締め付ける力を強くする。
「もうダメぇ!」
 ひなたは絶叫しそしてそのままぐったりと倒れ込んできた。
「はぁ……はぁ……」
 ひなたの愛液が僕の顔に降り注いだ、甘酸っぱくておいしい味がした。
 ひなたの味と匂いそして見えない痴態、そしてひなたが与えてくれていた刺激で、僕のモノは痛いぐらいにビンっと張り詰めていた。
 僕はひなたのスカートの中から抜け出すとコンドームをそれにつけた。
 そしてぐったりしているひなたのお尻を抱えると、そのままひなたの秘部にそれを突き入れた。
「ああ! ああ!!」
 後背位でいきなり突き入れられたひなたは、驚きの混じった声を上げる。
「プロデューサー待って、イったばかりだからぁ!」
 ひなたが声を上げる、膣内は僕の唾液とひなたの愛液でぬるぬるだ。
「ごめん、我慢できない」
 僕はひなたにそう言うと、更に激しく腰を動かした。パンッ! パァンッ! と肉同士がぶつかり合う音が響く。
 僕はひなたの一番奥深くを突き上げる。そうするとひなたがビクンと腰を跳ねさせる。
 僕はひなたの胸に手を伸ばし、服の下から胸を揉みしだいた。柔らかく弾力のある感触が手に伝わってくる。
 そして、そのまま腰を動かし続けるとひなたはまた絶頂に達したようだった。
 膣内が激しく痙攣し、僕のものを強く締め付けてくる。
 僕はそれに構わず、さらに強く腰を動かし続けた。
 パンッ!パンッ!パンッ!とリズミカルな音が僕とひなたの間で響く。
 そしてそのたびに結合部からはひなたの愛液が飛び散った。
 膣内がうねるように動き、僕のものを包み込み、締め上げる。その感覚に思わず果てそうになるが、何とか堪える。
 ひなたはベッドに四つん這いになり腰を高く上げている姿勢だ。
 僕はその後ろから犬の交尾のようにひなたのお尻を持って、て激しく腰を動かしていた。
 グチュグチュという水音が鳴り響き、僕のものはひなたの膣内を何度もこすりつけるようにして出入りを繰り返している。そのたびに先端が子宮口に当たり、ひなたの口から甘い声が漏れる。僕はそのまま更に速度を上げて抽送を繰り返す。
 パンッ! パァンッ!という音が響く度に快感が高まる。
 ひなたが、枕に顔を埋め、声を殺し始めた。ひなたの口からは絶えず漏れ出る嬌声は枕に吸い込まれていく。気持ちよすぎて声が大きくなりすぎてしまう心配をひなたがしている。それほどひなたは感じていると言うことだった、それが僕の興奮を高めていく。
 僕はひなたの背中に覆い被さるようにして身体を重ねた。ひなたの柔らかく弾力のある肌が心地よい。僕はそれに構わず腰を打ち付ける速度を上げると、服の中に手を入れ、ひなたの乳首をひねりあげる、一際高い声で鳴いたかと思うと膣壁が痙攣するように震えだした。どうやらまた達してしまったらしい、しかしそれでも僕は腰を動かし続ける。

「だめぇ、まだイッてるのにぃ、あぁあ!」
 ひなたがそう叫ぶが無視して腰を動かすスピードを速める。
 そしてそのまま一気に突き上げると子宮口に先端が届いた瞬間にひなたは大きく背中を仰け反らせた。膣内が激しく痙攣し、それと同時に大量の潮を噴き出して絶頂に達したようだった。僕はそれに構わずに抽送を続け、何度も腰を打ち付ける。
「あぁあ!」
 ひなたが全身を痙攣させまた絶頂に達した。膣内は今まで以上に強く締まり、僕のものをきつく締め上げる。その刺激で僕もまた限界を迎えた。どぴゅっと音がしそうな勢いで精液がコンドームの中に発射される。その射精の脈動に合わせるようにしてひなたはビクンビクンと身体を跳ねさせる。
「はぁ……はぁ……」
 僕たちはしばらくそのままの体勢で息を整えていた。そして、ゆっくりと身体を起こすとひなたの中から僕のものを抜いた。
 ひなたの秘部からコンドームが引き抜かれると、そこからはドロリとした白濁液が流れ出た。その本気汁の量はひなたがどれだけ発情していたかを物語っていた。
 そして、コンドームの先に溜まった精液の量で自分がどれだけそのひなたで興奮していたかも。
 僕はそれを処理すると、全裸でベッドに横になっているひなたの側に行き、抱きしめた。
 そして、優しく頭を撫でてやる。
 絶頂の余韻に身体を小さく痙攣させつつ、しかし安心したように身体を寄せるひなたはとても可愛らしく見えた。
「ひなた、どうだった? リモコンバイブ」
「その……凄かったべさ……」
「外でしたいって言うくらい、発情してたもんね」
 そう言うと、ひなたは顔を真っ赤にして俯いた。
「その……プロデューサー……恥ずかしいべさ」
 ひなたが恥ずかしそうな声を出す。
「そんなに、良かった?」
 僕が尋ねると、ひなたはこくんとうなずいた。
「それじゃ、またしてもいいよね?」
 と言うと、ひなたは下を向きながらも小さく頷いたのだった。
FIN


あとがき

Pドルならおもちゃとかそういうの出しやすいよね。ということで、媚薬の次はリモコンバイブ(穿くバージョン)にしました。
リンク先は参考にしたものです。


2025/07/04 Ver.1.00 初稿完成
2025/08/08 Ver2.00 表紙追加
2025/08/28 Ver2.01 挿絵追加