「祐一さん、今度の日曜日、暇ですか?」
「いや、特に予定はないけど」
「それなら2人でピクニックへ行きましょう。私、張り切ってお弁当作りますね!」



Time goes by



「なるほど、そういうことあったのね」
 香里は頷きながら椅子に腰を下ろした。昨晩、妙に栞が張り切っていて、何か良からぬことを考えているんじゃないかと心配になっていたらしい。
 今は昼休みで、通称美坂グループと呼ばれる香里、名雪、北川、そして俺の4人は机を合わせ、昼食を食べる体制を整え終わったところだった。
 春になり、学年が上がり、クラス替えもあったけど、今でもこの4人は同じクラスだった。確率計算は面倒だし、第一どういう計算をしていいのかよくわからないから割愛するとして、かなりの低確率であることは間違いない。運がいいやら悪いやら。
「ん、椅子が1個多くないか?」
 北川が気づき、疑問を持つ。
「栞がお弁当を持ってきてくれるんですって。何でも日曜日の前哨戦ってことで、みんなにも食べてみてもらいとか」
「わぁ、栞ちゃんがお弁当を持ってきてくれるんだ。楽しみだね」
「名雪、胃薬は用意したか?」
「……祐一、それって酷くない?」
「酷くないぞ。実際栞はちゃんと作れるし、お前の想像のが酷いと思うぞ」
 実際栞の弁当は食べたことあるし。
「……祐一、やっぱり酷いよ……」
 こういう言葉遊びでからかうと面白い反応を見せてくれる名雪の横で、はしゃぐ男1名。
「手作り弁当いやっほう!」
「北川、お前食うの禁止な」
「……何故そうなる?」
「俺の彼女だから」
 そう、栞は俺の彼女として今を生きている。一度は絶望し、自ら閉ざそうとした未来を精一杯生きている。
「あー、それあたしも同感かも。北川君じゃ何をしだすかわからないし」
「……美坂までそういうこと言うか……」
 なんだかとても悲しそうだった。
 そんな他愛のない話をしていると、教室の後ろのドアががらりと開く音がした。そこには、半開きになったドアからちょこんと顔を覗かせる栞の姿がある。
「栞、こっちよ」
 香里も気づいていて栞に対して手招きをした。栞もその手招きに気づいたのか、遠慮がちに教室に足を踏み入れると、足音を立てないようにこっそりと俺たちに近づいてくる。そんな栞がなんだか可笑しかった。
「3年の教室って何か緊張します」
「栞にもそんな神経質な部分あったんだ」
「お姉ちゃん酷いです」
 頬を膨らます妹と、やさしく笑う姉。
「手作り弁当♪ 手作り弁当♪」
 よくわからない歌を歌う悪友。
「何を作ってきたのかな」
 中身を知りたそうにするいとこ。
「ちゃんと食えるのか?」
 俺はちょっとからかってみる。
「そんなこという人嫌いです」
「俺は好きだけどな」
「えぅ、卑怯です」
 赤く頬を染める栞。
「はいはい、バカップルぶりはどうでもいいから食べましょ」
 香里は俺と栞のやり取りに淡白な反応を返しつつ、弁当箱を包んでいるナプキンをほどいた。
 次に目の前に広がるのは、よりどりみどりのおかずの山。それに米が詰まった適量サイズの弁当箱が5個。栞はもう無茶な量を作ることはなかった。
 いただきますと声を合わせて言うと、名雪、香里、北川の3人は箸を取り、弁当にのばし始めた。俺も少し遅れて箸を取る。
「もぐもぐ、美味しいね」
 名雪が褒め、
「う、旨いぞー」
 北川は何故か涙を流しながら喜び、
「なかなかいけるわね」
 香里もねぎらいの言葉を掛ける。
 栞は最後に俺の方を向き、感想を求めるような視線を向けてきた。
 俺は返事の変わりに親指を立てる。
「ふぅ〜、良かったです」
 栞は満足そうな笑みを浮かべ、箸を取った。
 雑談を交えながら取った昼食は、午後の授業開始15分くらい前には完全に空になっていた。
 空になった弁当箱を片付けながら、栞は何かを含んだ笑顔になり、新しい弁当箱を取り出す。
「じゃーん。実はデザートも用意してあります」
「気が利くわね、栞」
「へへへ、では開けます」
 そこから出てきたものは、黒いぷよぷよしたゼリー状の何かだった。
「何これ、コーヒーゼリー?」
 香里は、そのコーヒーゼリーらしきものを訝しげに眺める。
「食べてみればわかりますよ」
 と、栞は箸を勧める。
「食べないんなら、俺が先にもらうぞ」
 まぁ、正体不明な物だろうと栞が作ったものなら大丈夫かなとコーヒーゼリーらしきものを口に運んだ。
「……」
 ……なんだろう、体中の全神経全筋肉が猛烈に吐き出せと言ってくるようなこの妙な感覚は……。
「……なんか神経伝達物質がシナプスに逆流してくるような味ね……」
 遅れて口にした香里からは意味不明な返答が返ってくる。
「それってどういう意味なんですか?」
「多分悪い意味じゃないか」
 よくわからないけど、たぶん悪い意味だと思う。
 次に口にした北川が白目をむいて倒れた。
 名雪は、そんな3人を見比べながらオロオロしている。
「これ、味見した?」
 香里が問う。
「もちろん」
 なんか嫌な予感がする。
「してませんよ。味見しちゃったらどんな味かわかってつまらないじゃないですか。切り札は最後まで手を付けずにとっておくものです」
「……」
 香里は何かとてつもなく脱力して、それ以上何も言わなかった。
「で、味はどうですか?」
「食べてみればわかる」
 仕方なく俺が答える。
「どれどれ」
 栞は無防備に口へ運ぶ。
「……」
 そして無言になった。
「……こんなもの作る人、嫌いです……」
「……」
「……」
「……ごめんなさい、たぶん私が悪いです」
「当たり前だ!」
「当たり前よ!」
 俺と香里は、勢いよく突っ込んだ。


「本番では、きっと上手く作ってみせますよ」
 口直しにウーロン茶を飲みながら、栞は決意を新たにした。
「……本番って何だ?」
 なんかまた嫌な予感がしなくもないが、とりあえず聞いてみた。
「もちろん、日曜日のピクニックです」
「誰が行くんだ?」
「私と祐一さんです」
「何の話だ?」
 念のため言っておく。もちろん覚えてる。
「えぅ、昨日しましたよ」
「なぁ栞」
 肩をポンと叩く。
「俺はアメリカ生まれだからそんな高度な日本語はわからないんだ」
「え、そうなんですか!?」
 信じるなよ……。
「……あ、あぁ」
「知らなかったです」
 俺も知らなかったよ……。
 横では香里が呆れた表情になり、
「栞、耳を貸して」
「え?」
 なにやら内緒話を始めた。
「……紙に書いてくれると嬉しいです」
「はいはい」
 今度はメモ用紙を取り出すと、さらさらと何かを書き綴った。
「……読み方を書いてくれるともっと嬉しいです」
「……なんとなくそう言うんじゃないかと思ったわ……」
 ……何を企んでるんだ。
「えっと、祐一さん。よく聞いてください」
 栞は深呼吸し、
「あいほうぷゆーすてぃるりめんばーうぃーあーごーいんぐとぅーぴくにっくでぃすさんでー」
「は?」
「私もよくわかりません」
 栞が困ったような笑みを浮かべると、
「I hope you still remember we are going to picnic this Sunday.よ。アメリカ生まれならわかるでしょ」
 香里が冷たく笑みを浮かべた。
「……すまん栞、実は俺は火星人だったんだ」
「え、そうなんですか!?」
 ……真面目に驚いてるし。
「お姉ちゃん。火星語を教えてください」
「……嘘だって気づきなさいよ」
「えぅ、祐一さん、酷いです」
「大丈夫、ちゃんと覚えてるって。今週の日曜日だろ」
 栞はぽかんとして、
「え、あ、そうです。そうですよっ!」
 語尾を強くし、今度ははっきりと肯定した。
「今から楽しみです」
 ……俺も楽しみって言えば楽しみなんだけど、前途多難な予感がするぞ……。
 直後予鈴がなり、前哨戦と称された会食は幕を閉じた。



§



 ガタンゴトンと揺れる電車。ローカル線なのか、割と大きな駅を始点としたはずなのに乗客は他には居なく、俺と栞の2人っきり。電車の作りは一両編成で、4人がけの向かい合わせの椅子などなく、窓を背にして座る縦長の椅子が設けられているだけだった。
「なぁ、どこに向かってるんだ?」
 このあまりの閑散さに、多少なりとも不安を感じてしまう。
「んー、どう説明しましょう」
 栞は口に指を当て悩むポーズをとると、あっ、と背を向けていた窓の外を指す。
「あそこです」
「どれどれ」
 栞の指差す方向を見ると、
「……」
 山だった。
「なぁ栞」
「はい?」
「もしかしてこれからやろうとしていることはピクニックじゃなくて、登山じゃないのか?」
「そうとも言うかもしれません」
「……帰る」
 何故休みにそんな疲れることをしなきゃならないんだ。
「わーわー、待ってください。ただの登山じゃないですよ。それに今は電車の中なのにどうやって帰るんですか」
「……やっぱり登山なのか」
「えぅ、そんなことどうでもいいです。これを見てください」
 そう言うと、バッグの中から1冊の本を取り出して俺に渡す。
「?」
「付箋の貼ってあるところです」
 言われて本を開く。
 なになに。『カップル向け穴場スポット。縁結びの鳥居。この鳥居を二人でくぐれば幸せになれる』
「……」
 うそくさ。
「こんなものまであるんですよ。なんかロマンチックだと思いませんか? 私たちはきっとこれからドラマのような恋に落ちていくんですよ」
「すでにドラマの世界を通り抜けてきてると思うぞ……」
「夢がないですね。何度も何度もこういうロマンチックでドラマチックな展開の恋をするから燃えると思いませんか!」
「俺は別に普通でも……」
 ああ、そういえばそんな話が好きだったな、こいつ。
「消極的です。消極的過ぎですっ! 恋は神聖なんですっ!」
「はいはい、わかったから落ち着こうな」
 興奮する栞をなだめながら、再び窓の外を見る。
 登山……か。


「うげ……」
 登山口……と言っても獣道ではなく、地面は木を組んで固められ階段状になっていた。階段は木々が天然の屋根となっているような形で、直射日光を受けないだけいくぶんかマシかもしれない。
 それならば楽かとも思ったけど、上を見上げたらそんな気持ちもどこかに吹き飛んだ。何段あるんだ、この階段……。
「さぁ、行きましょう」
 一方の栞は、元気よく階段を登っていった。
「病み上がりなのにそんなにはしゃいで大丈夫なのか?」
「大丈夫ですよ。お医者さんのお墨付きな健康具合です」
 きっと病気にならなかったら、もっと活発な女の子になっていたんだろうなぁとも思うけど、それはあえて口に出さないでおく。
「早く早く」
「はいはい」
 栞にせかされながらも一段一段のんびりと上がっていくと、突然開けた場所が目の前に飛び込んできた。
「ん? 頂上?」
「まだまですよ。でもほら、見てください」
 今度は促されて、栞の指差す方向を見る。
「青い空、緑の自然、遠くに光る海。なんかこういうの見ると落ち着きますよね」
 都会――と言っても俺たちが住んでる町が都会なのかはわからないが――に住んでると絶対に見ることができないだろう景色。それだけでも、さっきまでの憂鬱感もどこかへ吹き飛んでいくように感じた。
「ここでもこんな景色が見れるってことは、頂上はもっと凄そうですね」
「そうだな」
「てことで祐一さん、急ぎましょう」
「はいはい」
 またも元気よく階段を登っていく栞。
 その姿を見て、自然と頬が緩んだ。


 途中にあった縁結びの鳥居を俺は訝しげに、栞は一人で悦に入りながら通り抜け、頂上に着くころは昼食にするのに丁度いい時間になっていた。
「さすがに腹減ったぞ」
「そうですね。そろそろお昼にしましょっか」
 栞はバッグからビニールシートを取り出すと、手際よく地面にひいていった。
「今回は2人ですし、そこまで量を作ったわけじゃないから足りるかどうかわからないですけど」
 と言いながら、弁当箱の蓋を開け、
「いや、問題ないと思うぞ。俺だってそこまで大食らいじゃないし」
「それを聞いてちょっと安心しました」
 箸を差し出してくれた。
 それを受け取ると、弁当としては定番中の定番のおかずである卵焼きから手を付ける。
 思えば、最初栞が弁当を作ってくると言った時、何が出てくるかそれなりに畏怖したんだなぁと言うことを思い出す。でも蓋を開けてみれば普通の弁当だった。そこで初めて、家庭的な面でも女の子らしいと感じさせられたっけ。
「どうですか?」
「うん、旨いよ」
「よかった」
 栞はほっと胸をなでおろす。
 それで完全に安心したのか、それからはとりとめのないことを話し合った。
 お互いの見えない場所での生活のこと、学校のこと。
 病で1年遅れになってしまったことも、「働き始めるまでの執行猶予が1年増えました」と冗談めかして言い、「でも祐一さんがいるなら働く必要もないですよね」と頬を赤らめて言う。実際、今の俺もそういう未来を望んでいた。
 朝、栞に起こされて……ってのはむしろ俺が栞を起こす立場になりそうな気もするけど、働き疲れて帰ってきて玄関で出迎えてくれる栞、夕食中に昼間見たテレビの話題を楽しそうに話す栞。未来のことを考えてみると、すごい楽しそうだった。
「祐一さん」
「ん?」
 そんな未来設計から、栞の声で突然呼び戻される。
「今、楽しいですか?」
「え?」
 なんとなく、未来を見ていた自分が咎められたような気がした。
「どうなんですか!」
 答えを渋る俺に、栞はさらに強い口調でまくし立ててくる。
「ったく」
 頭を指で2〜3回掻き、
「俺がいつつまらないと言った?」
「え?」
 今度は栞がぽかんとし、
「栞と共有できる時間が、一番楽しいよ」
 俺はがらにもないことを口に出していた。
「……」
 栞は訝しげな瞳で俺のことをじっと見つめ、
「本当に、よかったです」
 今までで一番安心しきった顔を見せてくれた。
「実は祐一さんとこうやって出かけるの夢だったんです」
「なんかちっぽけな夢だな。俺はいつだって――」
「ううん、私には大きな大きな夢だったんです」
 瞳を閉じ、胸に手を当て、
「誕生日前日のあの夜、私は確かに死を覚悟しました。最後まで祐一さんと居られて本当にうれしかったんです。でも、同時に考えちゃったんです。もしもこれからの未来を祐一さんと歩めたらって。2人でデートを装ってピクニックに行って、お弁当を食べて、あれが旨いこれがまずいとか口論して、他愛のない雑談を交わして、2人で笑いあって」
 ……。
「そう考えたら、突然死ぬのが怖くなりました。でも約束があったから、祐一さんに1週間普通の女の子として接してもらっておきながら、最後に私がその約束を破ることはどうしてもできなかったから、耐えて耐えて、別れたあとも、涙を必死でこらえて……。でも実際、その夢が今叶って、それで嬉しくて嬉しくて……あれ、何で涙が出るんだろ、もう嬉し涙も出尽くしたと思ってたのに……」
 栞は次々と湧き上がってくる涙をこらえるので必死だった。
「馬鹿だな。嬉しい時はもっと泣いていいんだ。出尽くしちゃったら、これからもっと嬉しいことがあっても泣けないだろ」
 そっと栞を抱きしめてやる。
「祐一さん……ぐすっ」
 そっか、こいつは些細な夢さえ見ることは許されなかったんだ。病から回復して今はありきたりな日常を過ごしてきているけど、つい最近までは自分を押し殺して生きていたんだ。きっともっとたくさんのささいな夢を持っているに違いない。そして、それを叶えてやれるのはたぶん近くに居る俺だから。
「祐一さん、だから……」
「ん?」
「デザート、食べませんか? 黒いあれです」
「……」
「……」
 雰囲気ぶち壊し。なんかシリアスになってた自分が悲しくなってきた……。
「夢を叶えるために、協力してくださいっ!」
「……」
「えぅ、黙られると怖いです……」
 って言うか、なんて返して言いかわからない。
「……いりません?」
「……いらない」
 ついでに、なんとなく思いついたことがある。
「なぁ栞」
「はい?」
「もしかしてあのデザート、わざととまずく作ってないか?」
「ぎくっ」
「『ぎくっ』って何だよ『ぎくっ』って!」
 なんか頭痛くなってきた。
「ってか、味見してないのも計画のひとつだろ!」
「……さすが祐一さん。それにまずいとわかっていて味見なんてできるわけがありません」
「……」
「じ、自作自演でもいいから日常を作ってみたかったんです」
「……」
 つまりはあのデザートがまずいってことも栞の計画なのか。
「えぅ、黙らないでください」
 ……まぁいいか。
「なんていうか、この馬鹿馬鹿しさが栞そのものだなぁって思うぞ」
「……そんなこという人、嫌いです」
「嫌われててもいいから、俺はそんな栞と未来を歩んで生きたいけどな」
「えぅ、祐一さん卑怯です」
 してやったり。
「こんな父親じゃ、お腹の中のこの子の性格が歪んじゃわないか心配です」
 お腹をさすりながら言う。
「……は?」
 なんかさらりと爆弾発言をされた気が……。
「あのその、私たちって一度だけ、その、ですよね?」
 頬を赤らめつつ、胸の前で左右の人差し指をちょんちょんと合わせるようなしぐさをしながら言う。
「もしかして、あの時にできちゃったのか?」
「みたいです」
「マジか……?」
 あぁ、なんかさっきの俺の未来設計もそう遠くない気がしてきたぞ。まずは栞の両親に会って土下座して謝って、それから正式にプロポーズして、あぁ絶対親には嫌われるだろうな。海外出張してる親父たちにはどう話そう、こっちには絶対殴られるだろうな。あと間違いなく香里にも何か言われるな……。
「冗談です」
「……」
「……」
「……このやろっ!」
「わ、祐一さんが怒った」
「当たり前だ!」
 本気で焦ったぞ。
「こら、逃げるな!」
「いやですよー。悔しかったら捕まえてみてください」
「言ったな」
 その一言で本気になったにはなったのだが、栞も栞で予想以上にすばしっこくなかなか捕まらない。
 栞を追いかけているうちになんだか馬鹿らしく思えてきた。でも、楽しかった。栞と一緒に居れる時間が、今の俺にとっては何よりも大切だと改めて認識できた。
 だから、
「栞」
「はい?」
 俺が足を止めたのに気づき、栞が振り返る。
「これからもよろしくな」
「もちろんですっ」


 ――願わくば、この幸せがいつまでも続きますように。




あとがき

今回、お題が発表される前は北川メインで書こうと持ってました。
でも栞です。栞アフターのSSです。北川はほとんど出番がありません。
一応最初は北川メインで書いてはいたんですが、話のあまりの支離滅裂さ、まとまらなさにどうしようもなくなって急遽メインキャラ変更。
その結果、栞の話に落ち着きました。

実は路線変更したのが締め切り4日前。つまり10月27日でした。最初はもう絶対間に合わないと半分諦めてました。
でもネタの神様って居るみたいです。
英語の講義中に香里の出した英文が出てきて、それから発展してこのSSは完成しました。
なんていうか……微妙なネタの出し方の割には、予想以上にまとまったんじゃないかなぁとは思います。

SS本文に関しては……改めて解説する必要のある場面はないかな……。
では、最後までお読みいただきありがとうございました。

(2004.10.31)

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